ジュネーブのILO本部で本日14時30分(日本時間21時30分)に行われる児童労働者数世界推計の発表に先立ち、その内容が公開されました。
これに関してACE代表の岩附が下記の通りコメントをしましたので、お知らせいたします。
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2021年6月10日
関係者のみなさま
6月12日の「児童労働反対世界デー」を前に、10日、国際労働機関(ILO)とユニセフが四年ぶりの児童労働のグローバル推計を発表しました。
世界の児童労働者数は、1億6千万人。
4年前の発表から840万人増加し、2000年に推計を発表しはじめてからの減少傾向だった児童労働が増加に転じてしまいました。
・世界の児童労働者数は増加したものの、世界の子ども(5-17歳)の10人に1人、という割合は変わらず
・地域別に最も多いのはサハラ砂漠以南のアフリカ地域
→ 8860万人、この地域のおよそ4人に1人が児童労働をしている状態
・産業別にみると農林水産業が7割、サービス業2割、工業1割
・児童労働者の割合は、農村部では14%、都市部では5%と約3倍の差
・推計上は男子の方が多いが、家事手伝いを週に21時間以上行っている子どもを含めると、男女差は小さくなる
・5歳~11歳の児童労働が増加している
・児童労働に従事している5歳から11歳の子どもの28%、12歳から14歳の子どもの35%が、学校に通っていない
・新型コロナウイルスの影響でさらに900万人が児童労働に陥るリスクがある
今年は児童労働撤廃国際年。SDGsに掲げられている児童労働撤廃の目標年は2025年です。
ACEは今こそ、児童労働撤廃に向け、コミュニティ、政府、企業、市民社会のみなさんと連携しアクションを起こしていきます。
認定NPO法人代表
岩附 由香
(ご参考)
ILO駐日事務所ウェブサイト掲載情報:
日本ユニセフ協会ウェブサイト掲載情報:
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